ごあいさつ
理学療法士の尾澤です。
「癒着のリリース」「関節の歪み修正」のスペシャリストの認定資格を持っています。
先日、坐骨神経痛の方の施術を行いました。
本日の症状:坐骨神経痛
患者様情報
70歳代 女性
経過
10年位前から左足に痺れあり。左足をかばうように歩くようになる。
現在は左足の親指の感覚が鈍い。
1年前、散歩中に転倒して外を歩くのが怖くなり杖を使用し始めた。
3ヶ月前まで接骨院へ通院。
1ヶ月前から右股関節に痛みが出現。外出は5分程度しかしていない。
症状
坐骨神経痛で右のお尻が痛い
(画像の赤○部分)
- 右の股関節が痛くて足に力が入らない・杖をつかないとふらつく
- 上向きに寝た直後に右のお尻が痛くて脚が伸ばせない
- 座っているとお尻が痛くて15分以上座っていられない
- 立つと右のお尻が痛くて背すじが伸ばせない
- 右足が組めなくて靴下や靴が履きにくい
ご要望
- 痛みをとってほしい
- 足に力が入るようにしてほしい
施術内容
お尻〜もも裏の痛みに対して
痛みの原因:坐骨神経の癒着
坐骨神経は、梨状筋というお尻の奥にある筋肉の下から出てきて、太ももの後ろを下りてくる長い神経です。
(画像の赤い線の部分)
今回施術した方は坐骨神経が、画像の水色の丸の部分で
- 靭帯
- 坐骨
- もも裏の筋肉
とくっついてしまっていました。
痛みに対する施術:坐骨神経の癒着をリリースした
画像の
- 坐骨神経と靭帯との間
- 坐骨神経と坐骨との間
- 坐骨神経ともも裏の筋肉の間
を坐骨神経が外側に離れるようにリリースして、それぞれが動きやすくなるようにしました。
これをやった直後、もも裏の痛みがなくなり、上向きで寝た直後に脚がすっと伸ばせるようになり、座っている時のお尻の痛みもなくなりました。
H3 残ったお尻・股関節の痛みに対して
症状の原因:下双子筋の癒着
下双子筋(かそうしきん)とはお尻の深い部分にある筋肉です。
(画像の赤い筋肉)
その筋肉が水色の丸の部分で
- 下にある筋肉
- 股関節の後ろの部分
とくっついてしまっていました。
痛みに対する施術:下双子筋の癒着をリリースした
画像の
- 下双子筋と下にある筋肉との間
- 股関節の後ろの部分との間
を下双子筋が上側に離れるようにリリースしてそれぞれが動きやすくなるようにしました。
下にある筋肉との間をリリースした後に、その奥で大腿骨(だいたいこつ)との間をリリースして、さらに動きやすくなるようにしました。
これをやった直後、歩いて体重をかけた時の痛みがなくなって、しっかり足に力が入るようになり片脚立ちができるようになっていました。さらに、股関節の可動域が上がり、足を組んで簡単に靴をはけるようになっていました。
施術効果
直後
最初におっしゃっていた
- 右の股関節が痛くて足に力が入らない・杖をつかないとふらつく
- 上向きに寝た直後に右のお尻が痛くて脚が伸ばせない
- 座っているとお尻が痛くて15分以上座っていられない
- 立つと右のお尻が痛くて背すじが伸ばせない
- 右足が組めなくて靴下や靴が履きにくい
という症状は全て改善しました。
数日後
数日後に確認したところ、お尻はふんわりと柔らかくて非常に良い状態を維持できていたようです。
帰りの電車は1時間程度連続で座って帰れたようです。
しかし、歩く時に痛みはないけれど、今までの癖で少し腰が曲がってしまっていたようでした。
今後の方針
柔らかくて良い状態となったお尻の筋肉や体幹の筋肉がしっかり使えるようにして、歩き方を良くしていくことが必要です。ここが良くなってくれば痛みが再発しにくくなります。
おわりに
なかなかよくならない坐骨神経痛でお悩みの方はとても多いです。
湿布を貼ったり痛み止めを飲んでも痛みが軽くならないのであれば、坐骨神経の癒着が原因で痛みを出している可能性が高いです。
坐骨神経の癒着の症状は頑固で、一度できあがってしまうと自分ではほとんど改善させることができません。
腰の神経からの症状でなければ、坐骨神経と周囲の癒着をはがすことができれば、症状は劇的に改善する可能性が高いです。
施術希望の方へ
東京都港区麻布台にて施術を行っています。
ご連絡はこちらへ
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メール:gt.ozable7038@gmail.com
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