私は小学校4年生くらいに友達が持っていた野球ゲームをして以来、ちゃんと勉強はしながらも、どっぷり野球に浸かりました。
小学校5年生からは全国大会にも出るような名門リトルリーグで硬式野球をして、高校では甲子園を目指して野球をしていました。
練習しているところを人に見られるのがはずかしくて、人に隠れたところでたくさん練習をしていました。
素振りも1日300回、多い日は1000回していた時もありました。
ちゃんとピッチャーをイメージして、さまざまな球種で、あらゆるコースを想定していました。
しかし、ホームランを一本も打てませんでした。
あんなに努力をしていたのになんでだろうとずっと思っていました。
いろんな本を読んで勉強し、実践しましたがダメでした。
理学療法士になって数年、必死に勉強をしてようやく理由がわかりました。
それが「アライメント」ということでした。
力が最大限伝わるような関節・身体の使い方ということです。
私は肘の部分がうまく使えていなかったために、バットを振っても打つ時には肘で力が逃げてしまっていたことに気づきました。
プロ野球選手のYouTubeを見ていると、力が逃げない「良いアライメント」でスイングをしています。
プロ野球選手は「身体の使い方の天才」が多く、最も力が入る感覚がわかり無意識的にその使い方をしているのでしょう。
最近、ネットニュースで「清宮選手が手首を返さないで引っ張ってホームランを打った。それは可能か?」という記事を見ました。
それがホームランバッター・一流のバッターの特徴で、私ができなかったことでした。
私は選手としては大成できませんでしたが、その分、一流の選手が感覚的に行えていた良い動作を観察・分析して、それを具体的に説明できる能力がつきました。
本日は具体的な説明をしませんでしたが、近いうちにその具体的な使い方をご説明していきます。
先日紹介したジャイロスティック、山本由伸投手のジャベリックスロー、蓬莱スイング、フライボール革命など、どれも上半身に共通した身体の使い方があります。