前回の続きです。
昨日、非常勤勤務している整形外科である患者様の2回目のリハビリを行いました。
その方は何ヶ月も同じ症状が変わらず、ずっと悩んでいました。
歩いたり立ったりするとすぐにみぞおちのあたりがが苦しくなるという特殊な症状で。
リハビリも開始して150日近く経過するので、終了して大学病院の総合診療科に行こうと考えていたようでした。
終了を考えていた最後のリハビリで、偶然私が担当することになり
「たしかにこの症状は普通のリハビリをやっていては発見が難しい」
と感じました。
腹筋がかなり深い部位で癒着しており、同時に横隔膜が胃や肝臓と癒着していて、みぞおち〜肋骨の下あたりに圧迫感が出やすい状態になっていました。
施術をした後は、初めてリハビリの効果が出て、原因が見つかったことに安堵し、とても喜んでくださっていました。
このような症状はは「癒着を正確に見つけてリリースする技術」をかなり極めていないと見つけることができない症状だったと感じます。
リハビリが終わってしまう最後の最後で私と会っていただけて本当によかったと感じました。
その方は1回のリハビリで効果が出たため、大学病院の総合診療科には行かないことにしたそうです。
患者様は次のようなことをおっしゃります。
「良くならない症状を諦めてしまい、途方に暮れ、暗闇の中にいるよう」
と。
そういった方に少しでも希望の光を与えられるよう、これからも毎日、心身ともに強く生き、自己研鑽していこうと思います。